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敷地は、閑寂な昔からの住宅街にあります。敷地への接道は北側で、南北に長く、南に行くほど敷地が狭くなっています。東西に長い敷地になるべく南側に面する居室が多くなるように並べることがプランニングの基本であることからすれば、基本通り出来ない敷地条件でした。
クライアントのご要望により、車を道路から縦に3,4台駐車させたいということでした。この条件から導き出された答えは、道路側に車庫を設け、その屋根の上を空中庭園とする1,2階の逆転プランでした。
空中庭園に面する部屋は居間の床面積は16畳ですが、空間としては、居間の他に、オープンなキッチンやオープンな階段室が8畳、デッキが18畳で、合計42畳の見かけ空間となります。さらに、ロフトが縦への広がりを生んでいるため、見掛けはの広さは、延べ床面積34坪とは思えないような広さを生み出しているのではないかと思います。
外観はクライアントのご要望からシンプルでシャープな雰囲気にするため、片流れ屋根とし、小屋裏をはフトスペースとして、居間空間の縦への広がりを演出する意図を持たせました。
外装の素材としては、シンプルさとシャープさを出すためガルバリウム鋼板を使いました。ただ、これはシンプルが過ぎると、ただの小屋のようになりかねないので、アクセントが欲しいなと思いました。
そこで、西面の窓を出窓にし、そして、生まれる内部スペースは作り付け仏壇と蓄熱暖房機の設置スペースとしました。そして、外壁はガルバリウムの冷たさにアクセントとしての対比を強調するため、ジョリパッドの塗り壁としました。
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